アイドルは何曜日にカムバをするのか。-KPOPの祭りことカムバックの話-
こんにちは。
突然ですが9月17日金曜日に私の現最推しグルことNCT127が“Sticker”でカムバをしました。
Punch以来の1年以上ぶりのカムバで私たちネオシティの市民は忙しい毎日を送っているのですが、今回のカムバで1つ思ったことがありました。
それは…
「なぜ金曜日にカムバするのか」ということです。
こんなご時世になってからは現場がないので、カムバは大イベント。私としても全力で予定を空けて挑んでいます。
よって例えば、推しが10月にカムバをすると言えば「10月のどの日にカムバするか…」1人で夜な夜な予想大会を開催します。これが意外と楽しい。
今回のstickerも言うまでもなく予想大会を開催しました。
NCT2020の時もDREAMもみんな月曜日にカムバしていたので、今回も月曜日は間違いないだろうと踏んでいたのですが、お察しの通り大外れ。
そこで私は「なぜ金曜日にカムバをするのか。」この疑問だけを持ってGoogleの検索欄をクリックしました。
〈目次〉
まずカムバとは何なのか。
日本のKPOP界隈では省略した状態のカムバと呼ばれることが多いですが、略さずに言うと「カムバック」と言います。
そう、Come Backです。まさに「帰って来る」ということなのですが
カムバとは、
「KPOP界隈では一般的に新曲(主にアルバム)を発表すること、またそれに伴う活動期間」
※正式な定義ではなく個人的な見解ですが
ある日突然訪れる「カムバしますよ〜」の発表から、続々とコンセプトフォトやティーザーが投下され、またそれらが大体0時に公開されるのでオタクは眠れない毎日を送ります。
※このような予定表がカムバ発表後に上がり、私はこの期間ずっとこれと睨めっこしながら過ごします。
実際、カムバすると音源の解禁やMVの公開、音盤の発売を皮切りに、ショーケースや音楽番組への出演、コンテンツ配信、サイン会など約２週間〜１ヶ月ほど活動をします。（新人は長く、大御所は短い。）
ここまで浅ーくカムバについて書いてみたのですが、新曲発表なら「新曲リリース」って言わないの？という疑問が出て来るかもしれません。
実はそこにはKPOPならではの理由があります。
なぜ新曲リリースがカムバックと呼ばれるのか
韓国のアイドルは日本のアイドルと違って、毎週テレビ番組に出演したり、ましてや自分たちの冠番組を持っていることがとても珍しいです。例外的にスジュのヒチョルみたいにバラエティ番組のレギュラーを持っているアイドルもいますが…
とにかくテレビつければ推しが出ている、毎週土曜の9時にテレビつければ推しが見れるというような日本のアイドルとは異なります。
すなわち、韓国のアイドルは
「カムバ期間（活動期間）」に対して「空白期」というものがあり、この2つを繰り返しながら活動をしています。
「アイドルが空白期から帰ってくる、舞台に帰ってくる。」
これがアルバムや新曲の発売を「カムバック」と呼ぶ所以であり、カムバがKPOPのお祭りである理由だと思います。
ちなみに、コロナ前は空白期にツアーをするアイドルも多かったです。
それでは序章が長くなってしまいましたが、本題の「何曜日にカムバをするのか」という話に戻りたいと思います。
いよいよ本題「何曜日にカムバするのか」
そしてここで大前提なのですが、カムバが何曜日にするかということは決められていません。事務所がそのアイドルの人気や目指すものによって決めているようです。
水曜日
理由：木曜以降にある音楽番組に照準を合わせるため
これは私が調べてみて知ったのですが、今のように音源が重視される前は音楽番組にスケジュールを合わせるために水曜日カムバが多かったようです。なので今でも水曜日にカムバをしているアイドルはこれまでの流れをそのまま受け継いでいるようです。
（出典：変わるカムバック様式 | K-POP（勝手に）うんちくブログ）
水曜日にカムバをし、木曜日のMカウントダウン（略：エムカ）でお披露目をする… なので、カムバックステージと言えばエムカというイメージを持っている方は多いのではと思います。そう、私です。
でも、最近はアイドルが独自にショーケースやカムバックショーをしたりするので、エムカで初お披露目をするという一種の風潮が変わって来ているのかもしれません。
月曜日
理由：韓国でのチャートを重視し、音楽番組で１位を取るため
最近、増えてきたという月曜カムバ。
特にアイドルに多いパターンだそうです。
韓国の音源や音盤は月曜日から日曜日までの１週間で集計されるので、自然と週の初めである月曜日にカムバをした方が週間の成績が反映されやすく、音楽番組で優位に働きます。
そうです。音楽番組で１位を取るということ、または１位でなくても良い成績を残すことは莫大な資金をかけてカムバをするアイドルにとっては重要であり、成功を表すバロメーターだということがこの1つの戦略から見えると思います。
金曜日
言わずもしれたアメリカの有名チャートBillboardは金曜日から集計が始まります。なので、やはりこちらも集計開始日にカムバをした方が良い成績に繋がりやすいということのようです。
すなわち、
月曜カムバ＝韓国国内狙い
金曜カムバ＝アメリカ狙い
であると言うことができます。
金曜日にカムバをした後の流れとしては、金曜日にあるミュージックバンクから音楽番組に出演し始めるか、アメリカの番組で初披露するなどして活動を始めます。
ここからは個人的な見解ですが、金曜日にカムバするアイドルは基本的に世界を股にかけるほど売れている人たちか、韓国の音楽番組（主に地上波）でまあ大体１位取れるよ〜的なレベルのアイドルが多い気がします。なのでBTSやBLACK PINKは多くの場合、金曜にカムバをします。そして、最近では冒頭に述べたようにNCT127も今回は金曜カムバでしたし、SEVENTEENもそのようです。
また、金曜以外にカムバする多くの場合は18時にカムバ（音源公開）するのですが、金曜カムバの場合には13時に公開されることが多いです。これもアメリカを意識したもので、アメリカ時間の0時である韓国時間13時に音源を公開する、すなわちアメリカの金曜0時に音源を公開してBillboardでいい成績残してやろう！という方針なんでしょう…
まあ、月曜18時にカムバするのも韓国のチャート狙いなので、結局は韓国を向いているかアメリカを向いているかによって、曜日も時間も調節されているということだと思います。
加えて、先ほども少し触れたように「新曲の初披露は音楽番組で！」という風潮も少しずつ変わり、VliveやYouTubeのそのアイドルのチャンネルで初披露をするパターンもよく見るので、徐々にカムバックの方式も時代の流れともに変化しているように感じます。
まとめ
そして、私が一番最初に書いた疑問「なぜ金曜日にカムバをするのか」の答えは
私自身、KPOPのこういった戦略的なところがとても好きなので、調べながらとても面白かったです。いろんな博識の方のブログで勉強させてもらいながら、自分なりにまとめて書いたのですが、なんせ万年現代文の成績悪かったオタクが書いた独り言ブログなのでサラッとみてくだされば幸いです。最後に参考にしたブログのURLを載せて終わりたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました！
【参考】
K-POP沼にハマると必ず耳にする「カムバック」と「ティザー」って何？ その深すぎる世界（田中 絵里菜） | 現代ビジネス | 講談社（1/5）
変わるカムバック様式 | K-POP（勝手に）うんちくブログ
【初心者必見！】全6つの韓国音楽番組1位の仕組みを初心者にも分かりやすく徹底解説！！｜K STUDIO
